近々両用メガネで疲れると感じる原因と解決策

近々両用メガネは手元から1m程先までをはっきりと見ることができるメガネですが、近々両用メガネの特性や使用用途や目的などによって疲れると感じることがあります。
このページでは近々両用メガネで疲れると感じる原因と解決策を紹介します。

また、遠近両用メガネで疲れる原因と対策は以下の記事で詳しく紹介しています。

そして、中近両用メガネで疲れる原因と解決策は以下の記事で詳しく紹介しています。

近々両用メガネで疲れる原因

近々両用メガネの使用用途と目的が合っていなくて疲れる

近々両用メガネは、1メートル程先から手元までをはっきりと見ることを目的として設計されたメガネです。
近々両用メガネは、視線の動きによってはっきり見える距離を調整することができるため、日常生活のさまざまな状況で便利です。
しかし、この特性が逆に使用用途と目的が合っていない場合の疲れの原因となることがあります。

例えば、遠くをはっきりと見たい場合や、手元の一定の距離を長時間見る必要がある場合、近々両用メガネは最適な選択ではありません。
遠くを見る際には、メガネが提供する範囲外の距離に焦点を合わせる必要があり、手元を長時間見る際には、はっきりと見える位置に視線を持続的に調整し続けなければならないため、目や首に疲れを感じることがあります。
特に、読書のように長時間、手元の一定の距離を見続ける活動においては、視線を調整し続ける必要があるため、老眼鏡の方が適しています。
老眼鏡は、特定の距離に焦点を合わせるために設計されており、視線の調整を必要とせずに快適に読書を楽しむことができます。

このため、メガネを新しく購入する際には、自分の使用用途や目的を販売員にできるだけ詳しく伝えることが重要です。
使用用途や目的に合わないメガネを選んでしまうと、長時間の使用による疲れや不快感を感じる可能性があります。
適切なメガネを選ぶことで、視力をサポートするだけでなく、日々の活動をより快適に過ごすことができるようになります。

近々両用メガネにまだ慣れていないから疲れる

近々両用メガネは視線を動かすことではっきりと見える距離が変わる累進レンズを使用したメガネです。
今まで、メガネを使用していなかった人や、累進レンズのメガネを使用していない場合、見たい距離に合わせて視線を動かすことに慣れるまでに時間がかかる可能性があります。
近々両用メガネは1m程先を見る時に、レンズ上部を使い、手元を見る時にレンズ下部を使います。
近々両用メガネの使い方は、遠近両用メガネの使い方と類似しているので、遠近両用メガネを使用したことがある場合はすぐに慣れることができます。

以下の記事では遠近両用メガネに慣れるコツを詳しく紹介しています。

近々両用メガネの度数が合っていないから疲れる

近々両用メガネは、使用者の眼の状態に応じて個別に作成されるため、最適な視力補正を提供します。
しかし、近々両用メガネの度数が使用者の眼に正しく合っていない場合、いくつかの問題が生じる可能性があります。

近々両用メガネの度数が眼に合っていないと、はっきりと見ようとする際に無理な力が眼にかかることがあります。
これは、眼が度数に合わせて調整しようとするため、不自然な状態になり、結果的に疲労感につながります。

近々両用メガネを使用する際には、度数が自分の眼に正しく合っていることが非常に重要です。
適切な度数の近々両用メガネを使用することで、視覚的な快適さが向上し、眼の疲れやストレスを軽減することができます。
もし近々両用メガネの度数が合っていないと感じたら、視力測定を受けて度数を調整することをおすすめします。
正しい度数のメガネを使用することで、日常生活における視覚的な体験が大きく改善されます。

近々両用メガネのフィッティングが合っていないから疲れる

近々両用メガネのレンズには、フィッティングポイントと呼ばれる特定の位置があり、フィッティングポイントが眼の瞳孔中心と正確に一致していないと見えにくくなります。
特に、レンズにはフィッティングポイントから上下に累進帯が設けられており、この帯を通して見ることで度数が段階的に変化し、ユーザーは視線を移動させるだけで異なる距離をはっきりと見ることができます。

しかし、この累進帯の位置と視線の動きがズレると、見るべき対象がぼやけてしまったり、目に疲れを感じやすくなります。
累進帯のズレは、フィッティングポイントと瞳孔中心の位置が合わないことによって起こり得ます。
通常、メガネはフィッティングポイントと瞳孔中心の位置を合わせて作成されますが、メガネの使用や顔の動き、あるいはメガネがずれてしまうことで、ズレることがあります。

フィッティングが適切でないと、メガネをかけている際の快適さが損なわれ、結果的に目の疲れを引き起こす原因になります。
これは、視線を累進帯に合わせるための無意識の努力が増えることで、目だけでなく首や肩にも疲労をもたらす可能性があります。
したがって、もしメガネをかけた後に視界がぼやけたり、目の疲れを感じる場合は、専門の眼鏡店でフィッティングを再調整してもらうことがおすすめです。
正確なフィッティングは、快適な視界と目の健康を維持するために不可欠です。

近々両用メガネで疲れる時の解決策

近々両用メガネを再フィッティングしてもらう

近々両用メガネを再フィッティングしてもらうことは、快適な視生活への大切なステップです。
購入した眼鏡店での再フィッティングを通じて、多くの方が疲れを感じることなく、メガネを快適に使用できるようになる可能性があります。

メガネのかけ心地が悪いと、長時間の使用によって疲れや不快感を感じやすくなります。
これは、フレームの圧迫感や、レンズと眼の位置関係が最適でないことが原因である場合が多いです。
再フィッティングでは、これらの問題点を専門の視覚ケアスタッフが調整し、一人ひとりの顔の形や使用状況に合わせて最適なかけ心地を提供します。
これにより、メガネをかけている間の疲れを軽減し、長時間の使用でも快適さを維持できます。

特に近々両用メガネの場合、フィッティングポイントと眼の瞳孔中心の位置が正確に合っていないと、見え方に大きな影響が出ます。
正しい位置にレンズがセットされていないと、視界がぼやけたり、ピントの合わせにくさを感じたりすることがあります。
再フィッティングによって、これらの位置を正確に合わせ直すことで、視界のクリアさが向上し、目の疲れを感じにくくなります。

また、メガネは日常的に使用することで自然と変形していくことがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
購入した眼鏡店での定期的なチェックを受けることで、フレームの微調整やレンズのクリーニングを行い、メガネを最適な状態に保つことができます。

近々両用メガネの再フィッティングは、より快適な視生活を送るために欠かせないプロセスです。
眼鏡店での専門的なサービスを定期的に利用することで、メガネ使用における疲れを最小限に抑え、毎日を快適に過ごすことができます。

近々両用メガネの度数を変える

近々両用メガネの度数が合っていないと、はっきりと見ようとする際に眼の周りに無意識のうちに力が入り、結果として長時間の使用で疲れを感じることがあります。

度数が合っていないと感じた場合は、早めに専門家に相談し、度数の合ったレンズに交換することが大切です。
新しい度数のレンズに交換することで、視界がクリアになり、眼の疲れを軽減することができます。
また、度数の変化には個人差があり、時には自分では気づきにくいこともあります。
そのため、定期的な視力測定を受けることで、自分の視力の状態を正確に把握し、近々両用メガネの度数が最適な状態に保たれているかを確認することが可能です。

近々両用メガネのグレードを変える

近々両用メガネは、累進レンズ特有の揺れや歪みがあり、特に加入度数が強くなるにつれて、その揺れや歪みは顕著になります。
この問題に対処するための一つの解決策は、レンズのグレードを上げることです。
高品質のレンズは、技術的な改良が施されており、揺れや歪みを減少させることができます。
特に加入度数が強い場合、グレードの高いレンズを選ぶことは、快適な視覚体験を実現するために非常に重要です。

加入度数が強い人は近々両用メガネのグレードを変えることは、疲れを緩和できる可能性があります。

近々両用メガネ以外のメガネを選択する

近々両用メガネは、約1メートル先から手元までを見るために設計されており、室内での使用に適しています。
これは、パソコン作業や読書など、中間距離を主に見る活動に最適化されたレンズを持っています。
しかし、これらのメガネは遠くをはっきりと見るためには適しておらず、手元を長時間見る作業に対しても最適とは言えません。
そのため、遠くから近くまで幅広い視野を必要とする場合や、特に手元の作業に集中したい場合は、他の種類のメガネの使用を検討することが重要です。

遠近両用メガネは、遠くも近くも見る必要がある場合に適しています。
遠近両用メガネは、遠くと近くをはっきりと見ることができ、日常生活での多様な状況に対応できるように設計されています。
一方で、手元の作業に長時間集中する必要がある場合、老眼鏡が適しています。
老眼鏡は、手元のものをはっきりと見るために最適化されていますが、遠くを見る際には適していません。

メガネの選択にあたっては、使用用途を明確にすることが重要です。
用途に合わないメガネを無理に使用すると、目の疲れや不快感を感じることがあります。
メガネを選ぶ際は、自分の主な活動や必要とする視野を考慮して、適切なタイプを選ぶことがおすすめです。
メガネ店での購入時には、販売員に使用用途や目的を詳しく説明し、専門的なアドバイスを受けることで、最も使いやすいメガネを見つけることができます。

近々両用メガネで疲れると感じる原因と対策・まとめ

近々両用メガネの快適な使用には、適切な使用目的と正確な度数設定、そして正しいフィッティングが必要です。
違和感や疲れを感じた場合には、購入したメガネ店に相談し、メンテナンスや度数の調整を行うことがおすすめです。
視力の変化に対応し、定期的に視力検査を受けることも重要です。
これらの対策により、視覚的な快適さを維持し、日常生活を快適に過ごすことができます。

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Land&ruto店長 北上寿一

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