中近両用メガネがおすすめの人の特徴
中近両用メガネを使うことをおすすめしたい人は、老眼の度数が強い人です。
中近両用メガネに使用されている累進レンズは、遠くを見るために必要な度数と近くを見るために必要な度数の差である加入度が強くなると、視野が狭くなるという特徴があります。
特に手元を見る時の視野は視野の狭さを実感しやすく、加入度の弱い遠近両用メガネでは手元の視野の狭さを感じなかったけれど、加入度の強い遠近両用メガネにしたら視野が狭く感じるという人が多いです。
加入度が強くなり、遠近両用メガネで手元の視野の狭さを感じた時に、特におすすめなのが中近両用メガネです。
中近両用メガネは遠くがはっきりと見えないという欠点がありますが、4m程先から手元までを一つのメガネで見ることができます。
加入度が強くなったとしても中近両用メガネなら、遠近両用メガネよりも手元の視野は広くなり、室内でのお仕事やご自宅でのPC作業や読書、料理といった近距離での作業がより快適になります。
中近両用メガネを選ぶときに気を付けたいこと
中近両用メガネを選ぶときに気を付けたいのは、中近両用レンズの種類です。
多くの人が中近両用メガネに使われているレンズが一種類しかないと誤解しています。
中近両用メガネのレンズは様々なレンズメーカーから様々なレンズが販売されています。
普通の中近両用レンズは、加入度が弱いと、ある程度遠くを見ることができる場合もありますが、加入度が強くなると遠くをはっきりと見ることは困難になります。
しかし、中近両用レンズの中には遠くの見える距離に合わせて設計されているレンズもあり、加入度数が強くなったとしても見える距離が変化しない場合もあります。
4m程先まではっきりと見ることができる中近両用レンズや、2m程先まではっきりと見ることができる中近両用レンズなど、はっきりと見ることのできる距離を設定することができる中近両用レンズを使用することで加入度が強くなったとしても設定した距離までならはっきりと見ることができます。
また、中近両用レンズにはレンズのグレードがあり、同じ度数であったとしてもグレードが高いほど、はっきりと見える視野が広くなるなどの特徴があります。
通常、加入度が強くなるとはっきりと見える視野は狭まりますが、グレードを上げることで視野の広さを確保することもできます。
そして、中近両用レンズには累進帯という度数が段階的に変化する部分があり、累進帯の長さを累進帯長といいます。
累進帯長が長い場合、メガネフレームの縦幅が短い場合、メガネレンズのはっきりと見える部分が削れてしまい、うまく機能しない中近両用メガネになる場合があります。
累進帯の長さを変更可能なレンズもあるので、メガネフレームの縦幅が短い場合は、累進帯長の長さを短く変更するのも一つの手です。
しかし、累進帯長の長さは中近両用メガネの使用感に直結するので、購入するメガネ店によく相談して選択することをおすすめします。
中近両用メガネを選ぶときは、使用用途や目的に合わせて、適切な中近両用レンズを選択してください。
中近両用メガネを買う時におすすめの店の特徴
中近両用メガネは買うお店で購入できるものが大きく変わるのでお店を選ぶのは難しいですよね。
実際に、中近両用メガネを買ったしても、「見たいところが見えない」「遠くが見えない」「レンズにぼやけるところがある」などの不満がある方の話を聞くと、どこのお店で中近両用メガネを買うのが正解なのかわからなくなります。
お店を選ぶコツとして、中近両用メガネに何を求めているかを明確にするというポイントがあります。
「価格の安さを重視するのか?」「ファッションやブランド」「品質の高さ」など、あなたが中近両用メガネに何を求めているかでオススメのお店のタイプはかわります。
メガネ屋さんは「JINS」「Zoff」「眼鏡市場」「OWNDAYS」「パリミキ」「和真」「メガネの愛眼」「富士メガネ」「メガネの相沢」「キクチメガネ」などたくさんありますがメガネ屋さんのタイプを「ロープライス店」「統一価格店」「チェーン店」「一般個人店」「コンセプト店」の5タイプに分け、重視するポイントに分けてオススメの店舗タイプを紹介します。
また、遠近両用メガネでどこで買うのがいいのかは以下の記事で詳しく紹介しています。
中近両用メガネのコストパフォーマンスを重視するならどのお店がおすすめ?
中近両用メガネの購入を考える際、コストパフォーマンスは非常に重要な要素です。
コストパフォーマンスとは、価格と品質のバランスを意味し、購入者のニーズに最適な店選びがカギとなります。
購入目的に応じて、以下のような店選びがおすすめできます。
とにかく安い中近両用メガネが欲しい場合は、「ロープライス店」の選択が最適です。
「ロープライス店」店舗では、価格の安さが最大の魅力ですが、レンズの種類が限られているなどのデメリットもあります。
しかし、コストを最優先する場合には、レンズの種類が限られているなどのデメリットは大きな問題とはなりません。
ある程度使える中近両用メガネをお得に購入したい場合は、「統一価格店」や「チェーン店」がおすすめです。
「統一価格店」では、薄型レンズでも統一価格なのでレンズを薄くした場合お得になる場合がありますが、レンズグレードの選択は限られます。
一方、「チェーン店」では2万円以上の予算があるなら、おすすめです。
「チェーン店」は中近両用メガネセットが用意されている場合があり、レンズ選択肢も多いので使用用途に合ったレンズを選択できる場合がありますが、商品の選び方によってお得に買えるかどうかはかわります。
オススメは販売しているお店がメガネの製造工場を持っていて自社で開発している商品です。
卸業者の仲介費用などに掛かっているコストを削減することができるため、他の商品よりもお得に買える場合があります。
使いやすい中近両用メガネをお得に購入したい場合は、「一般個人店」が推奨されます。
理想的なのは郊外に位置し、少人数で経営され、高級品を扱っている店舗です。
郊外の立地や少人数経営は、コスト削減に貢献し、なおかつ、郊外の辺鄙な立地でも経営していくことができていれば、リピーターがいる可能性が上がります。
予算が10万円以上ある場合に特におすすめです。
コストパフォーマンスを重視する際は、自分のニーズに合ったメガネを提供してくれる店舗を選ぶことが大切です。
選択肢は多岐にわたりますが、自分の目的に最適な店舗タイプを選ぶことで、満足度の高い購入が可能になります。
中近両用メガネのファッションやブランドを重視するならどのお店がおすすめ?
おしゃれなファッションやブランドを重視するといっても様々な場合がありますよね。
流行を取り入れたファッションを重視する場合「ロープライス店」「統一価格店」がおすすめです。
特にオススメなのは「ロープライス店」です。
若い世代をターゲットにメガネフレームを取り揃えているお店がほとんどなので、流行が変化するとともにメガネフレームのラインナップも大きく変化します。
価格もとにかく安いので最新の流行に乗り続けるなら「ロープライス店」がオススメです。
「ロープライス店」ほどではないですが、「統一価格店」も流行を取り入れたファッションを重視する場合、メガネフレームのラインナップは流行に沿って変化していきやすい傾向にあるのでオススメです。
ブランドを重視する場合は、ブランドを取り扱っている「チェーン店」「一般個人店」「コンセプト店」がオススメです。
ブランドの公式ホームページに取扱店のリストがあると思うので、お店が取扱店かどうかを確認してみてください。
また、そのなかでも「コンセプト店」がオススメです。
「コンセプト店」の中には一つのブランドのみを売っているお店もあるので、ブランドのファンなら直営店に足を運ぶ時と同じくらいにテンションは上がると思います。
注意することとして、ブランド取扱店となっていたとしても商品点数が少ないお店もあるので、欲しい商品が決まっている場合は、お店に足を運ぶ前に問い合わせてみることをオススメします。
品質の高い中近両用メガネを買う時にどのお店がおすすめ?
品質の高い中近両用メガネを購入したい場合はお店のタイプではなく、お店で販売されている中近両用レンズの種類で選ぶことがおすすめです。
いくら商品の品質が高かったとしても、中近両用メガネを使用される方の使用用途や目的に合っていないと、品質が高いとは感じません。
使用用途や目的と合った中近両用メガネを購入したい場合、お店が取り扱っている中近両用レンズの種類が多い方が最適な中近両用レンズを選ぶことができます。
また、普通の中近両用レンズは加入度が強くなると、加入度が弱い時よりも、遠くのはっきりと見える距離が短くなることもあります。
中近両用メガネで4m程先までをはっきりと見たい場合は、加入度が弱い場合は、多くの中近両用レンズで対応できる場合がありますが、加入度が強くなると、はっきりと見える距離を設定することのできる中近両用レンズでないと、はっきりと見ることは難しくなります。
品質の高い中近両用メガネを購入したい場合、使用用途や目的と合った中近両用レンズを取り扱っているのか、お店に聞いてみることをおすすめします。
中近両用メガネを買うお店はどの地域がいいの?
中近両用メガネを購入する場合、メンテナンスに通える範囲の地域のお店がおすすめです。
メガネのレンズにはフィッティングポイントという位置があり、フィッティングポイントと眼の瞳孔中心の位置が同じ時に、レンズ本来の見え方を体験できます。
また、フィッティングポイントと眼の瞳孔中心がズレていると見えにくくなります。
転んだりしてメガネが歪んだりしなくても、自然と少しずつメガネは歪んでいき、フィッティングポイントと眼の瞳孔中心がズレることがあります。
中近両用メガネを見やすい状態に保つために、定期的に購入された店舗でメンテナンスを受けることがおすすめです。
メンテナンスに通うのが難しいお店の場合は、スペアメガネなど、複数本メガネを用意しておくことで、見えにくさを解消することができます。
中近両用メガネを買う時におすすめの店の特徴・まとめ
中近両用メガネを買う時におすすめのお店は、中近両用メガネの使用用途や目的によって変化します。
また、中近両用メガネに使われているレンズは一種類しかないというのは誤解です。
様々なレンズメーカーから様々な中近両用レンズが販売されています。
眼鏡店でメガネの使用用途や目的をできるだけ詳しく伝えることであなたにピッタリな中近両用メガネを手に入れることができます。
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遠近両用メガネは遠くから手元までがはっきりと見えるメガネです。
中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見えるメガネです。
近々両用メガネは1m程先から手元までがはっきりと見えるメガネです。
老眼鏡は手元の視野が広く、長時間手元を見る場合に最適です。
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Land&ruto店長 北上寿一
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メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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