中近両用メガネのデメリットとは
中近両用メガネのデメリット
中近両用メガネの最大のデメリットは遠くがぼやけることです。
中近両用メガネはとても便利なメガネですが、4mほどまでの距離に特化しているので室外での活動には不向きです。
中近両用メガネは運転時・映画や演劇の鑑賞・遠くも文字を読むなどに不向きです。
運転時
中近両用メガネで運転はできません。中近両用メガネでは遠くがはっきりと見えないので、運転中に中近両用メガネを使用することは危険です。
映画や演劇の鑑賞
スタジアムや映画館など、遠くの視界が主となる場所では、中心部と周辺部の焦点が異なるため、ストレスを感じることがあります。
遠くの文字を読む
文字の細かさや距離によっては、適切な部分のレンズを使って読む必要があり、一貫した読解が難しくなる場合があります。
また、中近両用メガネは累進多焦点レンズという、一枚のレンズの中に複数の度数が入っています。
視線を変えることで見える距離を切り替えるので、中近両用メガネに慣れていない場合、階段の昇り降りなので足元を見る時に視界がぼやけることがあります。
中近両用メガネに慣れるまでは手すりを使うなどして安全を確保してください。
中近両用レンズは普通のメガネに使われている単焦点レンズと比べると、レンズの中に歪があるので、はっきりと見える部分が狭いこともデメリットです。
そのため、左右を見る場合には、顔ごと動かして視界を切り替える必要があります。
以下の記事では中近両用メガネでの運転の危険性について詳しく紹介しています。
中近両用メガネのメリット
中近両用メガネの最大のメリットは遠近両用メガネと比べた時に手元の視野が広いことです。
遠近両用メガネでは、加入度が強くなると、累進レンズの特徴である揺れや歪みが大きくなります。
中近両用メガネの場合は遠近両用メガネよりも揺れや歪みを抑えることができます。
また、4m程先から手元までをはっきりと見ることができるので、室内でメガネをかけ変えることなく快適に過ごすことができます。
デスクワークや室内での仕事や自宅で遠近両用メガネを使用しているときに、手元の視野の狭さを感じた時は中近両用メガネを検討することをおすすめします。
中近両用メガネのデメリットの解消方法
メガネの使用用途を明確にする
中近両用メガネは室内で使用するのに特化して設計されたレンズですが、遠くがはっきりと見えないというデメリットや、近くを長時間見続ける場合は老眼鏡の方が得意な場合もあります。
中近両用メガネは4m程先までと近くを交互に見たい場合に使用すると便利です。
リビングでテレビを見ながらスマートフォンをメガネをかけ変えることなく見ることができます。
また、4m程先まで見えるので会議室でモニターと資料を交互にみる必要がある場合に便利です。
中近両用メガネの使用用途を限定することで、遠くをはっきりと見ることができないデメリットを解消することができます。
複数のメガネを使い分ける
複数のメガネを使い分けることで中近両用メガネのデメリットを解消することができます。
中近両用メガネのデメリットは遠くがはっきりと見ることができないことと、手元を長時間見る場合に向いていないことです。
遠くを近くをはっきりと見ることができる遠近両用メガネを使用することで、遠くがはっきりと見ることができないデメリットを解消することができます。
また、老眼鏡を使うことで手元を長時間見る際に、視線を下に向け続けなければいけないデメリットを解消することができます。
そして、中近両用メガネが高価だと感じる場合は、単焦点レンズの方が安価なので、遠く用のメガネと老眼鏡をかけ変えることで、中近両用メガネを購入することで安く済む場合もあります。
使用用途、目的、状況によってメガネを複数使い分けることで中近両用メガネのデメリットを解消することができます。
中近両用メガネで失敗しないために知りたいデメリット・まとめ
中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見ることができるメガネですが、遠くがはっきりと見えないというデメリットがあります。また、手元を長時間見る場合は、老眼鏡の方が得意です。中近両用メガネは室内で使用するのに便利なメガネですが、使用用途や目的によっては他のメガネを使用することが最適な場合もあります。
中近両用メガネのデメリットとメリットを理解することで、中近両用メガネでの失敗を防ぐことができます。
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遠近両用メガネは遠くから手元までがはっきりと見えるメガネです。
中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見えるメガネです。
近々両用メガネは1m程先から手元までがはっきりと見えるメガネです。
老眼鏡は手元の視野が広く、長時間手元を見る場合に最適です。
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Land&ruto店長 北上寿一
石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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