プリズム眼鏡着用時の見た目の変化　見た目の印象はどう変わる？

プリズム眼鏡は普通のメガネと比べた時に、レンズが厚くなるなどの見た目の変化があります。
この記事では「プリズム眼鏡で見た目はどう変わるのか」「プリズム眼鏡をかけた時に見た目の印象を自然にする方法」を詳しく紹介しています。

プリズム眼鏡で見た目はどう変わる？

レンズの見た目は厚くなる

プリズムレンズを使うと視線を向けたい方向が厚くなる為、通常の度数より更に厚みが出ます。
プリズムレンズの厚みと重さは、レンズの度数、大きさ、そしてプリズム量によって異なります。
プリズムレンズの厚みと重さにより、メガネの装用感が落ちることがあります。

視線がズレているように見られる可能性がある

プリズムレンズの効果により、視線がズレていると思われる可能性があります。
視線がズレていると思われるかどうかは、一人ひとりの眼の状態、プリズム眼鏡のプリズム量や方向で大きく変わるので一概に言い切ることはできません。
視線がズレるのは眼の筋肉を楽な方向に向かわせるためですが、プリズム眼鏡を使用することで視線が合っていないと思われるかもしれない可能性があるという、見た目のデメリットがあります。

種類によって見ためが変わる

プリズム眼鏡には組み込みタイプとフレネル膜タイプがあります。
組み込みタイプの場合、外見上プリズムが入っていることがほぼ分からないのが特徴ですが、プリズム度数が強くなると、横から見た際に基底方向が分厚く見えることがあります。フレネル膜タイプの場合、プリズム度数が強くても厚みが均一で薄いのがメリットですが、細かく線が入ったように見え、外見上も貼り付けてあることが分かります。また、フレネル膜タイプは経年変化による変色や劣化がわかりやすいことがあります。

プリズム眼鏡で見た目の印象を自然にする方法

レンズの大きさが小さいメガネフレームを選ぶ

プリズム眼鏡は、プリズムレンズを使用しています。
プリズムレンズは中心から離れるにつれて厚くなるという特徴があります。
この性質により、レンズの大きさとフレームの選択は、プリズム眼鏡の快適性と機能性に影響を与えます。

小さいメガネフレームを選ぶことには複数の利点があります。
まず、フレームが小さい場合、プリズムレンズの中心に近い部分を主に使用することになります。
プリズムレンズの中心に近い部分は比較的薄く、全体としてのレンズが薄く、軽く仕上がります。
薄くて軽いレンズは、長時間の使用においても快適性を提供し、特にプリズムレンズが必要な人にとっては重要な要素です。

さらに、小さいフレームは、フレームの内側への顔の輪郭の映り込みを減らし、非常に綺麗な見た目を実現します。
これは、顔とメガネとの間のバランスを良くし、顔の自然な形状をより魅力的に見せる効果があります。

しかしながら、フレームのサイズ選択には慎重さが求められます。
目の位置に対してメガネが小さすぎると、目が離れて見えることがあります。
また、顔の幅に対してメガネが小さすぎると、顔が大きく見えてしまう可能性があります。
適切なサイズ感を選ぶことで、見た目のバランスを保ちながら、プリズムレンズの利点を最大限に活用することができます。

薄型仕上げレンズを選ぶ

プリズムレンズを製作する際に薄型仕上げレンズを選択することは、見た目の美しさと快適な装用感を実現する上で利点をもたらします。

まず、メガネフレームの形状データをレンズメーカーに送ることで、フレームにピッタリ合う最適化された厚みのレンズを特注することが可能になります。
これにより、レンズの見た目がさらに薄くなり、メガネ全体のデザインの美しさが向上します。
特にプリズムレンズは、その特性上、レンズが厚くなりがちですが、薄型仕上げレンズを選択することにより、レンズの厚みを最小限に抑えることができます。

また、薄型レンズは、重量面でも大きな利点があります。
プリズムレンズは、通常のレンズよりも重くなりがちですが、薄型レンズを使用することで、その重量を軽減することが可能になります。
これは、長時間の使用でも快適さを保つためには欠かせない要素です。

しかし、薄型レンズを選ぶ際には、屈折率が高いと色滲みが大きくなるという点に注意が必要です。
屈折率が高いレンズは、薄くすることができる一方で、色のにじみが生じやすくなります。
このため、レンズを選ぶ際には、薄型であることの利点と、色滲みのリスクを慎重に比較検討することが重要です。

プリズム眼鏡はできるだけレンズがメガネフレーム前側に飛び出ないように組み込む

プリズム眼鏡は、レンズの厚みを減らすことは困難ですが、見た目の問題を解決するために、プリズムレンズがメガネフレームから前側に飛び出さないように、レンズの組み込み位置を調整することができます。
この調整は、プリズムレンズを加工する際に行われ、レンズの厚みを考慮しつつ、フレーム内でのプリズムレンズの位置を最適化します。
プリズムレンズの組み込み位置を調整するにより、プリズム眼鏡をかけた際に、メガネフレームの正面から見たときにレンズが自然に見えるようにすることが可能になります。
レンズがフレームから飛び出すことなく、スマートに収まるデザインは、プリズム眼鏡を使用する人々の日常生活での快適さや見た目の自然さを維持するのに役立ちます。

プリズム眼鏡着用時の見た目の変化　見た目の印象はどう変わる？・まとめ

プリズム眼鏡はレンズの厚みや重さが増え、視線がズレて見える可能性があるが、見た目の印象を自然に保つ方法が存在します。
具体的には、小さいメガネフレームの選択、薄型仕上げレンズの使用、そしてレンズがフレーム前側に飛び出ないように組み込むことがoおすすめです。
これにより、レンズの厚みと重さを最小限に抑え、快適性と外見の美しさを向上させることができます。
また、プリズム眼鏡には組み込みタイプとフレネル膜タイプがあり、それぞれが見た目に異なる影響を与えるため、選択時にはこれらの特徴を考慮することが重要です。