近々両用メガネと老眼鏡はどう違うのか？

近々両用メガネと老眼鏡は両方とも手元が見えにくくなった時に使うメガネですが、明確な違いがあります。
近々両用メガネと老眼鏡の違いを理解することで、使用用途や目的と合っているメガネを選ぶことで生活の中で不便に思っていることを改善することができる可能性があります。
この記事では、「近々両用メガネと老眼鏡の違い」「近々両用メガネと老眼鏡どちらを選ぶべきか？」「近々両用メガネと老眼鏡の価格の違い」を紹介しています。

また、遠近両用メガネと老眼鏡の違いについては以下の記事で詳しく紹介しています。

近々両用メガネと老眼鏡の違い

近々両用メガネと老眼鏡の決定的な違いは、複数の距離を見ることができるかどうかという点です。
近々両用メガネと老眼鏡はどちらも近くを見ることに特化したメガネですが、近々両用メガネは手元から１ｍ程までを見ることができますが、老眼鏡は設定した距離でしか見ることはできません。

メガネの使用目的が違う

近々両用メガネと老眼鏡はどちらも近くを見ることに特化したメガネですが、近々両用メガネと老眼鏡で見える距離が違います。
近々両用メガネは手元から1m程先まで見ることができますが、老眼鏡ではメガネを作る時に設定した距離でしか見ることができません。

パソコン作業で手元の資料とモニターを交互に見ながら入力する時に老眼鏡を使用すると、老眼鏡で手元の資料をはっきりと見ることができたとしても、モニターを見る時に老眼鏡では困難な場合がありますが、近々両用メガネを使用すれば、手元の資料とモニターを一つのメガネではっきりと見ることができます。
また、近々両用メガネだと手芸などの手元の複数の距離を見る必要がある趣味などの場合は、テキストを見ながら作業を一つのメガネではっきりと見ることができます。
しかし、読書などの長時間、手元の同じ距離を見続ける場合、近々両用メガネは視線を動かすことで見える距離を調整するので、視線を動かさずに顔を動かして読むことになるので疲れますが、老眼鏡は一定の距離ではっきりと見ることができるので、文章を視線を動かして読むことができるので便利です。

近々両用メガネは手元の複数の距離を見る必要がある時に、老眼鏡は手元の一定の距離を長時間見る必要がある時に使用目的が合致します。

レンズの種類が違う

近々両用メガネと老眼鏡に使われているレンズは違います。
近々両用メガネには累進レンズ、老眼鏡には単焦点レンズが使用されています。

累進レンズは、レンズの上部で遠くをレンズの下部で近くの視力を補正するように設計されています。
視る角度に応じて度数が調整されるため、視野を変えることで近くと遠くの両方をカバーできます。
しかし、累進レンズの特性上、視野が狭くなります。
一枚のレンズの中で度数が変わることで、視界の一部が見えにくい、または歪んだ感じがするという問題が生じることがあります。

単焦点レンズは一つの視力範囲のみを補正することができます。
老眼鏡の単焦点レンズは、視野が広いため読書や手元の作業を行う際に適しています。
ただし、一つの距離でしかはっきりと見ることはできないという欠点があります。

近々両用メガネと老眼鏡どちらを選ぶべき？

近々両用メガネと老眼鏡はどちらも手元が見えにくくなった時に便利なメガネですが、近々両用メガネと老眼鏡をどちらか選ぶときにポイントになるのがメガネの使用用途や使用目的です。

近々両用メガネは手元の複数の距離を一つのメガネではっきりと見たい場合に、老眼鏡は手元の一つの距離をはっきりと見たい場合に使用することで快適になります。

また、近々両用メガネには使用されているレンズの特性上、揺れや歪みを感じたり、老眼鏡と比べた時に視野が狭いと感じることがあるので、長時間手元の一定の距離を見続ける場合は老眼鏡を選ぶことをおすすめします。

近々両用メガネと老眼鏡の価格の違い

近々両用メガネと老眼鏡は使用されているレンズの種類が違うことが原因で、明確に価格の差があります。
近々両用メガネに使用されている累進レンズは、老眼鏡に使用されている単焦点レンズと比べた時に高価です。
近々両用メガネに使用される累進レンズも、老眼鏡に使用されている単焦点レンズも様々なレンズメーカーから様々なレンズが販売されていて、同じレンズメーカーでもグレードもあり、価格も高いものから安いものもあります。

近々両用メガネに使用されている累進レンズは、グレードが高くなるほど揺れや歪み、視野の狭さが改善しますが、価格も高くなります。老眼鏡の単焦点レンズもグレードの高いレンズの方が見やすくなりますが、累進レンズ特有の視野の狭さは単焦点レンズにはないので、近々両用メガネが高価だと感じる場合、単焦点レンズのメガネを複数使い分けるのも一つの手です。

近々両用メガネと老眼鏡はどう違うのか？・まとめ

近々両用メガネと老眼鏡のどちらを選ぶかは、使用するシーンや目的に大きく依存します。
複数の距離を頻繁に見る必要がある場合は近々両用メガネが、一定の距離を長時間見る必要がある場合は老眼鏡が適しています。
価格と快適性のバランスを考え、自分の生活スタイルに合ったメガネを選ぶことが大切です。

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