遠近両用メガネで後悔しないためにチェックするポイント

後悔しない遠近両用メガネの選び方

遠近両用メガネの選び方で重要なのはフレーム機能性です。
遠近両用メガネのフレームを選ぶ際に、デザインや色に目が行きがちですが、遠近両用メガネに使用されているレンズには上部で遠く、下部で近くを見るための度数が設定されているので、極端に狭いフレームでは、遠近両用レンズのはっきり見える部分がすべてが入らないことがあります。
なので、遠近両用メガネのフレームの上下幅は非常に重要となります。

遠近両用メガネの選び方は、使い心地や見た目に大きな影響を与えるため、メガネフレームのデザインや色も重要ですが、メガネフレームそのものの機能性も考慮した上で慎重に考えるべきです。

遠近両用メガネのフレーム選びにおける誤解の1つに、「どんなフレームでも遠近両用メガネに対応できる」というものがあります。
しかし、全てのフレームが遠近両用メガネに対応できるわけではありません。
遠近両用レンズがフレームの形状やサイズが適合しなければ、視野が制限されたり、視界が不自然になることがあります。

以下の記事では遠近両用メガネの選び方について詳しく紹介しています。


後悔しないために遠近両用メガネを知る

遠近両用メガネの構造を理解する

遠近両用メガネで後悔しないためには、遠近両用メガネの基本的な構造を理解することが重要です。
遠近両用レンズは、上部から下部にかけて度数が変化しており、遠くを見るための度数が上部に、近くを見るための度数が下部に配置されています。
これにより、眼鏡をかけたままで遠近両方の視力を補正することが可能となります。

次に、メガネのフレーム選びも重要なポイントです。
遠近両用レンズは上下の幅が一定程度必要となるため、極端に狭いフレームを選んでしまうと、下部の近方用の度数が十分に入らず視力補正が不十分となる可能性があります。

ただし、最近では上下幅の狭いフレームが流行った時期に、上下幅が狭いフレームで遠近両用メガネを作りたいと希望する人が増えたことで、ニーズに応えるべく、一部のレンズメーカーは上下幅の狭いフレーム用の遠近両用レンズを提供しており、狭いフレームでも快適な視力補正を可能としています。
ですが、全てのレンズメーカーが狭いフレームに対応している訳ではないので、フレームとレンズの組み合わせには注意が必要です。

以下の記事では遠近両用メガネの仕組みについて詳しく紹介しています。

累進帯の長さで使いやすさは変わる

累進帯の長さによって遠近両用メガネ使用感は大きく変わるので、後悔しないために慎重に選ばなければなりません。
「累進帯」はレンズの上部から下部にかけて徐々に度数が変化する領域のことを指します。
累進帯の長さを「累進帯長」と呼びます。累進帯長はさまざまであり、長いものから短いものまで選ぶことができます。
累進帯長の選択は、メガネの「見え方」と「使い勝手」に大きく影響します。
同じ度数のメガネでも、累進帯長が異なると見え方が変わります。
長い累進帯はよりスムーズな視力の移行を提供します。
一方で短い累進帯は視力の変化が早いため、特定の距離での視力調整が早く行えます。
それぞれの使い勝手は人それぞれで、自分の生活スタイルやメガネへの要望によって最適な累進帯長が変わります。

以下の記事では累進帯長について詳しく紹介しています。

加入度の強さで見え方は変わる

「加入度」は遠方と近方の見る度数の差を示し、遠近両用の見え方に大きな影響を及ぼします。
加入度は年齢とともに増加し、老視が進行すると加入度数は大きくなります。
加入度が強くなるほど歪みが大きくなり、視野が狭くなる傾向があることを理解しておくことが重要です。

また、加入度が強くなると見え方が変わるため、遠近両用メガネを作るなら若いうちから始めることをお勧めします。
若い人は順応力が高く、新しい視覚環境に慣れるのが比較的容易です。

以下の記事では加入度について詳しく紹介しています。


後悔しないために遠近両用メガネの慣れ方を知る

遠近両用メガネは、近くと遠くの視力を一つのレンズで補正するため、活動範囲が広がり便利になるというメリットがあります。
しかし、遠近両用メガネは特性から「下り階段」や「下りのエスカレーター」などでは視界がボヤけてしまい、怖いと感じることがあります。
これらの状況は、近くを見る部分に合っているため起こります。
このような問題は遠近両用メガネに慣れることができれば解決し、遠近両用メガネを快適に使い続けることが可能になります。
遠近両用メガネの使い始めの時期は、「アゴを引いて、遠くを見る場所を目線が通るように意識する」ことがお勧めです。
レンズの遠くを見る部分に視線が合うようになり、適切な度数で見ることができるようになります。

以下の記事では遠近両用メガネに早く慣れるコツを紹介しています。

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