人生もメガネも、『ちょうどいい』が一番難しい。遠近両用メガネの『快適さ』は、この小さな数字に秘められてます。

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遠近両用メガネの加入度数とは?

遠近両用メガネの加入度数の見方!


 遠近両用メガネの加入度数とは?正しい見方と選び方を徹底解説

 視界の快適さを手に入れるために、加入度数と累進帯を正しく理解しましょう。

加入度数とは

加入度数

 遠近両用メガネでの遠くと近くの度数の差を表す。「加入度数」または「Add」と略されて表記される。

 遠近両用メガネを快適に使うためには、「加入度数(Add)」についての理解が非常に重要です。

 遠近両用メガネとは、レンズの上部に遠くを見るための度数が、下部に近くを見るための度数が入ったメガネのことです。

 この遠くと近くの度数の差を「加入度数」と呼び、「Add」と略して表記される場合もあります。

 加入度数は、遠近両用メガネの見え方や使い心地に大きく影響します。

 特に加入度数が強くなると、レンズの周辺部分にぼやけや歪みが生じやすくなり、「視界が揺れる」「歪んで見える」などの違和感を感じることがあります。

 遠近両用メガネを使った方の口コミでよく見られる「揺れや歪みがひどい」という感想は、主に加入度数が強すぎることや、自分の目の状態に合っていないことが原因です。

 そのため、メガネを選ぶ際には、自分に適した加入度数を慎重に選ぶことが大切です。

 加入度数が少ないうちから使用を始めると、比較的スムーズに慣れることができます。

 加入度数は年齢とともに徐々に上がり、老視(目の調節力の低下)が進むと強くなります。

 以下に年齢別の加入度数の目安を示します。

【年齢別の加入度数の目安】

■ 40~45歳(弱い加入度)

  • 揺れや歪みが少なく、初めて遠近両用を使う人でも慣れやすい。
  • 遠方・中間・近方ともに視野が広い。

■ 45~55歳(中程度の加入度)

  • 揺れや歪みがやや増え、慣れるまでに少し時間がかかる場合がある。
  • 遠方・中間・近方の視野がやや狭くなる。

■ 55~60歳(強い加入度)

  • 揺れや歪みが大きくなり、初めて使う人は慣れるまで相当な練習が必要。
  • 視野は遠方・中間・近方ともにかなり狭く感じられる。

 近視で老眼の症状が気になる方は、なるべく早めにメガネ店などで相談することをおすすめします。

 遠近両用メガネの購入前には、必ずテストレンズで実際の見え方や使い心地を試してみることを強く推奨します。

遠近両用メガネの加入度数の見方

加入度数の見方

メガネ処方箋の「ADD.」の項目が加入度数です。

 眼鏡の処方箋には視力を補正するために必要なさまざまな情報が記載されています。以下は処方箋に記載される主な項目とその見方です。

 左右の瞳孔の中心間の距離を示す数値です。

R(Right Eye)/L(Left Eye)

 右目(R)と左目(L)それぞれの度数を示します。

SPH.(Sphere/球面度数)

 近視または遠視の程度を表します。

 近視はマイナス(-)、遠視はプラス(+)の記号で示されます。

 度数により、弱度、中等度、強度の近視に分類されます。

CYL.(Cylinder/円柱度数)

 乱視の程度を表します。

 強い乱視はマイナス(-)、弱い乱視はプラス(+)で示されます。

 乱視がない場合、この項目は記載されません。

AXIS(乱視軸)

 乱視の方向を示す角度で、0度から180度までの数値で表されます。

 乱視がある場合は必ずCYLとセットで記載されます。

ADD.(加入度数)

 遠くを見る度数と近くを見る度数の差を示します。

 主に遠近両用メガネや老眼鏡の処方時に記載されます。

PRISM.(プリズム度数)

 眼位異常(斜位)の矯正に用いられる度数を表します。

 必要がない場合、記載されないことがあります。

BASE.(基底方向)

 プリズム度数の方向を示す角度で、0度から360度の範囲で表記されます。

P.D.(Pupil Distance/瞳孔間距離)

 左右の瞳孔の中心間の距離を示す数値です。

加入度数と累進帯の関係

 遠近両用メガネには、加入度数と累進帯という重要な要素があります。

 加入度数とは、遠用(遠くを見る)部分と近用(近くを見る)部分の度数の差を指します。これは主に老眼用の度数の基準となります。

 累進帯とは、遠用部から近用部へ度数が徐々に変化する領域の長さを指します。

累進帯の長さによる特徴

累進帯が長い場合

  • 視界が広くなり、歪みやユレが少なく快適。
  • 度数変化が滑らかで、眼鏡に慣れやすい。
  • 一方で、近くのものを見る際に視線をかなり下げる必要があるため、細かい作業の際に不便を感じることもあります。

累進帯が短い場合

  • 近くを見るときの視線移動が少なく、手元作業が楽。
  • ただし、横方向の歪みが大きく、視野が狭くなりやすいため、横に広い範囲を見る際に不快感を感じることがあります。
累進帯の長さ歪みやユレ視野の広さ近くを見る際の視線移動
長い小さい広い大きい(視線をかなり下げる)
短い大きい狭い少ない(視線移動が少ない)

加入度数が強くなる場合の注意点

  • 加入度数を強くすると、一般的に歪みが大きくなります。
  • 必ずしも加入度数が強ければよく見えるとは限らず、遠方度数と近方度数のバランスが重要です。
  • 各自の視力の状態やライフスタイルに合わせて、累進帯の長さや加入度数を慎重に選ぶ必要があります。

 以上を踏まえて、自分に最適な遠近両用メガネを選ぶことが大切です。

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遠近両用メガネの仕組みとは?意外と知らない遠近両用メガネの役割

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 以下の記事では遠近両用メガネの仕組みについて詳しく紹介しています。

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Land&ruto店長 北上寿一

石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
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