
Land&rutoオリジナルコラム


北上 寿一
Land&ruto店長
近々両用メガネを使用していて、目の疲れや不快感を感じたことはありませんか?近々両用メガネによる疲れの原因とその解決策について紹介します。


近々両用メガネと老眼鏡はどう違うのか?

近々両用メガネがおすすめの人はどんな人?近々両用…

近々両用メガネを買う前に知っておきたいデメリット
近々両用メガネで疲れる?
疲れると感じる原因と解決策
近々両用メガネは手元から1m程度の距離をはっきり見るための便利なメガネですが、その特性や使い方によっては目が疲れてしまうこともあります。
このページでは、近々両用メガネで目が疲れる原因とその解決方法を詳しくご紹介します。
また、遠近両用メガネで疲れる原因と対策は以下の記事で詳しく紹介しています。

そして、中近両用メガネで疲れる原因と解決策は以下の記事で詳しく紹介しています。


近々両用メガネで疲れる原因
近々両用メガネの使用用途と目的が合っていなくて疲れる
近々両用メガネは、約1メートル先から手元までの距離がはっきり見えるように設計されたメガネです。
視線の動きによって見る距離を調整できるため、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。
ただし、用途に合っていないと目や首が疲れる原因になることがあります。
例えば、遠くのものをはっきり見たい場合や、手元の一定距離を長時間見続けるような場合には、近々両用メガネはあまり適していません。
遠くを見るにはピントが合いにくく、手元をじっと見ると視線調整が頻繁に必要となるためです。
特に読書のような手元の作業が中心の活動には、一定距離に焦点が固定されている老眼鏡のほうが快適です。
新しくメガネを購入するときには、自分の使い方や目的をお店のスタッフに詳しく伝えましょう。
目的に合わないメガネを使うと、長時間の使用で疲れや不快感につながることがあります。
自分に合ったメガネを選ぶことで、快適な視界が得られ、日々の活動をより楽に過ごせます。
近々両用メガネにまだ慣れていないから疲れる
近々両用メガネに慣れるまでは、疲れを感じることがあります。
近々両用メガネは累進レンズを使っており、視線の位置によって見える距離が変わります。
例えば、1mほど先を見る際はレンズの上の部分を、手元を見る際は下の部分を使います。
そのため、これまでメガネをかけていなかった方や、累進レンズに慣れていない方は、視線を動かす際に違和感や疲れを感じることがあります。
近々両用メガネの使い方は遠近両用メガネと似ているため、遠近両用メガネを使った経験がある方はすぐに慣れるでしょう。
しかし、初めての方は慣れるまでに少し時間がかかる場合があります。
最初は短時間から使い始め、徐々に使用時間を延ばしていくことで、疲労感を軽減できます。
以下の記事では遠近両用メガネに慣れるコツを詳しく紹介しています。

近々両用メガネの度数が合っていないから疲れる
近々両用メガネは、使用者の目の状態に合わせて個別に作られるため、最適な視力補正が可能です。
しかし、度数が合っていないと、見えづらさをカバーするために目が無理にピント調整をしようとし、疲労感を引き起こしてしまいます。
この状態が続くと、目に疲れやストレスが溜まり、日常生活が不快になることもあります。
近々両用メガネを快適に使うためには、自分に合った正しい度数であることが何より重要です。
度数に違和感を感じたら、視力測定を行い、メガネの調整をすることをおすすめします。
適切な度数のメガネを使うことで、目の疲れやストレスが軽減され、日常生活の快適さが大きく改善されます。
近々両用メガネのフィッティングが合っていないから疲れる
近々両用メガネのレンズには「フィッティングポイント」と呼ばれる特定の位置があり、これが瞳孔の中心と正しく一致していないと、視界がぼやけて見えにくくなります。
近々両用レンズは、フィッティングポイントから上下方向に度数が徐々に変わる「累進帯」が設けられており、この累進帯を視線が通ることで、異なる距離を自然に見ることができます。
しかし、瞳孔と累進帯の位置がずれていると、本来見るべき対象がはっきり見えず、目が疲れやすくなってしまいます。
一般的にメガネは、瞳孔の中心とフィッティングポイントを正しく合わせて作られていますが、日常的な使用や顔の動きによってメガネがずれると、累進帯の位置もずれてしまいます。
このずれが生じると、視界のぼやけや目の疲れにつながります。
ズレたメガネで視線を合わせようと無意識に努力することで、目だけでなく首や肩にも疲労が蓄積する可能性があります。
メガネをかけたときに視界がはっきりしない、または疲れを感じる場合は、専門の眼鏡店でフィッティングの再調整を受けることをおすすめします。
正確なフィッティングは、快適な視界を確保し、目の健康を保つために非常に重要です。

近々両用メガネで疲れる時の解決策
近々両用メガネを再フィッティングしてもらう
近々両用メガネを再フィッティングすることは、快適な視生活を送るためにとても重要です。
一般的に再フィッティングは、メガネを購入した眼鏡店で行われ、多くの方がその後、疲れや不快感を感じることなくメガネを使えるようになります。
メガネのかけ心地が悪いと、長時間使用した際に疲れや不快感が出やすくなります。
その主な原因は、フレームの圧迫感やレンズと目の位置関係が適切でないことです。
再フィッティングでは、専門スタッフが一人ひとりの顔の形や使用状況に応じて、こうした問題を調整し、最適なかけ心地を実現します。
これにより、メガネを長時間使用しても疲れにくく、快適な装用感が保てます。
特に近々両用メガネは、レンズの中心位置が瞳孔の位置と正確に合っていないと、視界がぼやけたりピントが合いにくくなったりといった見え方の問題が生じやすくなります。
再フィッティングでレンズ位置を正確に調整することで、視界がクリアになり、目の疲れも軽減されます。
メガネは日常使用により自然と形が変わることがあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
購入した眼鏡店で定期的にチェックを受け、フレームの微調整やレンズのクリーニングを行うことで、常にメガネを最適な状態に保つことができます。
近々両用メガネの再フィッティングは、快適な視生活を維持するために重要なプロセスです。
眼鏡店での専門的なケアを定期的に利用して、毎日のメガネ使用で感じる疲れを最小限に抑え、快適な日常生活を送りましょう。
近々両用メガネの度数を変える
近々両用メガネの度数が合っていないと、無意識のうちに目の周りに力が入り、長時間の使用で疲れやすくなります。
このような眼精疲労を防ぐには、度数が合わないと感じた時点で専門家に相談し、適切なレンズに交換することが大切です。
レンズを正しい度数に変えると、視界がはっきりして目の疲れも軽減されます。
度数の変化には個人差があり、自分自身では気づきにくい場合もあります。
定期的な視力検査を受けることで、自分の視力を正しく把握し、近々両用メガネの度数が最適かどうかを確認することができます。
快適な見え方を維持し、眼の健康を守るためにも、視力の変化に敏感になり、専門家のアドバイスを定期的に受けることをおすすめします。
近々両用メガネのグレードを変える
近々両用メガネは、累進レンズ特有の揺れや歪みを感じることがあります。
この揺れや歪みは、加入度数が強くなるほど顕著になります。
揺れや歪みを改善するには、レンズのグレードを高める方法が効果的です。
高品質なレンズには技術的な改良が加えられており、揺れや歪みを大幅に軽減することが可能です。
特に加入度数が強い方の場合、グレードの高いレンズを選ぶことで、より快適な視覚体験が得られ、目の疲れを軽減できるでしょう。
累進レンズの使用が難しく感じられたり、視覚の揺れや歪みが気になる場合は、ぜひレンズのグレードアップを検討してみてください。
日常生活の快適さが格段に向上します。
近々両用メガネ以外のメガネを選択する
近々両用メガネは、約1メートル以内の距離に焦点を合わせるよう設計されており、パソコン作業や読書など、室内で中間距離を見る活動に適しています。
ただし、遠くをはっきり見ることや、長時間手元に集中する作業にはあまり向いていません。
幅広い距離を見たい場合や、手元の作業にじっくり集中したい場合には、別の種類のメガネを選ぶことが重要です。
例えば、遠近両用メガネなら遠くと近くの両方を見るのに適しており、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。
一方、手元作業を長く快適に行いたいなら、手元専用の老眼鏡が最適です。
ただし、老眼鏡は遠くを見ることはできません。
自分の目的やライフスタイルに合っていないメガネを使い続けると、目が疲れたり不快感を感じたりすることがあります。
メガネを選ぶ際は、自分がどんなシーンで使うのかを明確にしておくことが大切です。
購入するときは、メガネ店で具体的な使用目的を伝え、専門スタッフのアドバイスを受けながら、自分に最も合ったメガネを選びましょう。

近々両用メガネで疲れると感じる原因と対策・まとめ
近々両用メガネを快適に使用するためには、用途に合ったレンズ選び、正確な度数設定、適切なフィッティングが欠かせません。
もし装用中に違和感や疲れを感じることがあれば、購入したメガネ店に相談して、調整やメンテナンスを受けることをおすすめします。
視力は変化するため、定期的な視力検査を行うことも大切です。
これらを心がけることで、視界が快適になり、日常生活をより快適に過ごせます。
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選ぶメガネは目的次第。複数距離なら両用、一定距離なら老眼鏡。価格と快適さで生活に合わせて選ぼう。

近々両用メガネは1m程先まで見ることができるのでデスクワーク、手元の視野狭く感じる際におすすめ。

近々両用メガネは手元専用で遠くがみえない、レンズの揺れや歪み、高価というデメリットがあります。

遠近両用メガネは遠くから手元までがはっきりと見えるメガネです。

中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見えるメガネです。

近々両用メガネは1m程先から手元までがはっきりと見えるメガネです。

老眼鏡は手元の視野が広く、長時間手元を見る場合に最適です。
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Land&ruto店長 北上寿一
石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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