
Land&rutoオリジナルコラム


北上 寿一
Land&ruto店長
市販の既製品からオーダーメイドまで、選択肢は多岐にわたりますが、まずは「どのシーンで使うか」を明確にし、適切なレンズタイプやフレームを選ぶことが快適な視生活への第一歩です。


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老眼鏡の使用用途に合わせて度数を選ぶ
老眼鏡選びで最も重要なのは、自分に合った度数を選ぶことです。適切な度数の老眼鏡を使うことで、目への負担が軽減され、日常生活が快適になります。
老眼鏡にはオーダーメイドタイプと既製品があります。
【オーダーメイドの老眼鏡】
オーダーメイドの場合、使う距離に合わせて細かく度数を調整します。
例えば、スマホやパソコンを見る距離に合わせて度数を決めれば、画面がはっきり見え、目の負担も軽くなります。
度数が強すぎると視界が歪み、逆に眼精疲労を引き起こすこともあるので注意が必要です。
【既製品の老眼鏡】
既製品の老眼鏡は一般的に「+1.00」から「+2.50」まで4段階の度数があり、物を見る距離に応じて選びます。
- 手元が見えにくい場合:「+1.00」
- 約40~50cmの距離で物を見る場合:「+1.50」
- 約50~60cmの距離では:「+2.00」
- それ以上離れた距離では:「+2.50」
しかし既製品は左右のレンズが同じ度数であるため、自分の目の状態に完全には合わないことがあります。
そのため、長時間使用すると目が疲れたり頭痛が起きたりする可能性があります。
既製品は一時的な使用がおすすめです。
老眼は加齢とともに進行し、60代で度数が安定することが多いため、定期的に視力チェックを行い、適切なレンズに交換することが大切です。
【レンズの種類】
老眼鏡には「単焦点レンズ」と「累進レンズ」があります。
- 単焦点レンズ:1つの距離に特化し、視野が広く快適ですが、距離が変わると見えにくくなります。
- 累進レンズ:1枚のレンズで遠近・中近両用の見え方が可能ですが、視野がやや狭まる特徴があります。
- 近近両用レンズ:手元の資料とパソコンの画面を交互に見るのに最適ですが、遠くは見えません。
老眼鏡選びでは、用途と見る距離を考え、適切な度数とレンズタイプを選ぶことが、快適な視生活のポイントです。
以下の記事では、遠近両用メガネの選び方を詳しく紹介しています。


老眼鏡に使うメガネフレームは疲れにくいものを選ぶ
老眼鏡のフレームを選ぶときは、疲れにくさを重視することが大切です。
メガネフレームにはさまざまなデザインがあり、つい見た目で選んでしまいがちですが、特に老眼鏡の場合は長時間の使用を想定して、かけ心地にも十分注意しましょう。
まず、軽いフレームを選ぶのがおすすめです。フレームが軽ければ鼻や耳への負担が少なく、長時間かけても快適です。
テンプル(耳にかける部分)が柔らかいものを選ぶと、耳にかかる圧力が分散されて痛みが軽減します。
顔にぴったり合うフレームを選ぶことも重要です。
顔のサイズに合ったフレームならズレにくく、視界が安定します。
さらに、フレームの調整が可能なものを選べば、自分の顔に合わせてフィット感を細かく調整でき、疲れを感じにくくなります。
最後に、動いてもズレにくいフレームを選びましょう。
頻繁にメガネを直す手間が省け、ストレスも軽くなります。
デザインと同時に、これらの快適さのポイントを考慮して、自分に最適な老眼鏡を選ぶことで、長時間でも快適に使えるようになります。

老眼鏡で与えたい印象や使用シーンでデザインを選ぶ
老眼鏡を選ぶ際は、機能性だけでなくデザインや使うシーンにも注目しましょう。
最近では老眼鏡もファッションアイテムの一つとして捉えられ、自分のスタイルや印象を決める重要なアクセサリーになっています。
例えば仕事で使用する場合、真面目な印象を与えたいなら、フレームの形や素材を工夫するとよいでしょう。
オーバル型やスクエア型など、フレームの形状によって印象は大きく変わります。
メタルフレームは硬派でプロフェッショナルな印象を与え、プラスチックフレームはカジュアルで柔らかな雰囲気を演出します。
職場の雰囲気に合わせてデザインを選ぶことも大切です。
クリエイティブな職場では個性的なデザインのフレームが好まれますが、一般的なビジネスシーンではシンプルで落ち着いたデザインが適しています。
老眼鏡のかけ外しは時に老けた印象を与えることがあります。
これを避けるには、遠近両用などの累進レンズを選ぶのがおすすめです。
レンズを切り替える必要がないため、自然な動作で視界を調整できます。
さらに、使用シーンごとに適したメガネを選ぶことも重要です。
デスクワークや読書には近々両用メガネ、室内の会議などには中近両用メガネ、屋外での使用には遠近両用メガネを使い分けると、それぞれの場面で最適な視界を確保しつつスタイリッシュな印象を保てます。
メガネのデザインや使い方で印象は大きく変わります。
自分がなりたいイメージに合わせてフレームやレンズを選ぶことで、老眼鏡も単なる視力補助具ではなく、自己表現の一部として楽しめるでしょう。

老眼鏡の度数の目安
老眼鏡の正確な度数を知るためには、まず眼科で検査を受けることが重要です。
自分で簡単なセルフチェックをすることもできますが、正しい度数を決めるためには専門的な診断が必要になります。
セルフチェックの方法としては、まず人差し指の腹を眼から約10cm離したところに置きます。
指紋を見ながらゆっくり指を遠ざけていき、指紋がはっきり見える位置で止め、その時の眼と指との距離を測ります。
この距離が30cm以上離れている場合は、老眼の可能性があります。
ただし、これはあくまで目安です。視力や老眼鏡の正しい度数を決めるためには、必ず眼科医の検査を受けるようにしましょう。
また、以下の記事では、老眼かどうかをセルフチェックする方法と度数の目安を詳しく紹介しています。

あなたに合った老眼鏡の選び方 まとめ
老眼鏡を選ぶ際には、既製品にするかオーダーメイドにするかで選択肢が大きく異なります。
使用目的に合わない老眼鏡を使うと、かえって見えづらくなる場合もあります。
そのため、どのような場面で何のために使うのかを明確にすると、失敗を防げます。
さらに、自分の目の状態を正しく把握するためにも、眼科での検査を忘れずに受けましょう。
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遠近両用メガネは遠くから手元までがはっきりと見えるメガネです。

中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見えるメガネです。

近々両用メガネは1m程先から手元までがはっきりと見えるメガネです。

老眼鏡は手元の視野が広く、長時間手元を見る場合に最適です。
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Land&ruto店長 北上寿一
石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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