プリズム眼鏡のデメリットとは?購入前に知っておきたい注意点

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プリズム眼鏡のデメリット

プリズム眼鏡は特定の視力問題を解決するために設計されていますが、いくつかのデメリットがあります。
プリズム眼鏡のデメリットを理解することは、プリズム眼鏡を検討している人にとって重要です。

レンズの厚みと重さ

プリズムレンズは通常、標準的な眼鏡レンズよりも厚く、重くなります。
プリズムレンズの厚みと重さは、レンズの度数、大きさ、そしてプリズム量によって異なります。
プリズムレンズの厚みと重さにより、メガネの装用感が落ちることがあります。

色収差(色のにじみ)

プリズムレンズは色収差を引き起こすことがあり、色収差は色のにじみとして現れることがあります。
色のにじみにより視覚的な不快感や違和感を感じることがあります。

慣れるのに時間がかかる

プリズム眼鏡に慣れるには時間がかかることがあり、特に「正常な立体感」に慣れるまでの違和感や疲れが生じることがあります。
慣れるまでの期間には個人差があり、プリズム眼鏡をかけ始めてすぐに慣れる人もいれば、一部の人は約1ヶ月の慣らし期間を必要とすることがあります。

空間の歪み感じる、遠近感の影響

プリズムレンズを使用することによって物の大きさや位置の変化や、空間の歪みを感じることがあります。
プリズムレンズは遠近感に影響を与えます。
特に車の運転やスポーツなどの新しい環境での使用に慣れるまで時間がかかることがあります。

視線がズレている、視線が合っていないと思われる可能性

プリズムレンズの効果により、視線がズレていると思われる可能性があります。
視線がズレていると思われるかどうかは、一人ひとりの眼の状態、プリズム眼鏡のプリズム量や方向で大きく変わるので一概に言い切ることはできません。
視線がズレるのは眼の筋肉を楽な方向に向かわせるためですが、プリズム眼鏡を使用することで視線が合っていないと思われるかもしれない可能性があるという、見た目のデメリットがあります。

視線を動かしたときに複視が残る

プリズムメガネでは視線を正面に向けて見た時に複視が改善できますが、上下左右など視線を動かして周辺を見た場合、物が二重に見えたりするなど、複視が残る可能性があります。
見たい場所に合わせて頭ごと動かすことでことではっきりと見えるようにしようとすることで、プリズム眼鏡の使い始めは肩こりや首の疲労などの引き起こす可能性があります。
片眼を完全に隠すことで複視を感じさせなくする方法もありますが、片目で見ることで視野が狭くなるというデメリットがあります。
プリズムメガネの使用に慣れてくると自然と顔を動かして見る場所を変えるようになるので疲れは感じにくくなることが多いです。

プリズム量が多い場合、違和感を感じる

プリズム眼鏡はプリズム量が多い方が違和感を感じやすいというデメリットがあります。
複視の場合、プリズム量が多かったとしても、二重に見えていたものが一つに見えるというメリットが、違和感を感じるというデメリットよりも有益だと感じることが多いです。
プリズム量が多いプリズム眼鏡であったとしても、二重に見えていたものが一つに見えるように改善していれば、プリズム眼鏡の使用に慣れることで違和感は徐々に感じにくくなる傾向があります。
また、プリズム量が多くなると対応するレンズの種類が少なくなるというデメリットもあります。

他の視力矯正ツールとの併用が困難

プリズムがない眼鏡やコンタクトレンズとの併用が難しいことがあります。

プリズム眼鏡を選択する際は、これらのデメリットを理解し、自身のニーズやライフスタイルに合わせて適切な選択をすることが重要です。
また、眼科医や専門家と相談することで、最適な視力矯正方法を見つけることができます。

プリズム眼鏡のメリット

プリズム眼鏡は、視線ズレによって生じる問題を効果的に改善することができます。
視線のズレは、物の見え方に影響を及ぼし、日常生活に不便をもたらす可能性があります。
プリズム眼鏡は、この視線のズレを補正し、視界をクリアにすることで、これらの問題を軽減します。

さらに、プリズム眼鏡は眼の筋力バランスを整え、視機能を向上します。
目の筋肉は、見る方向や焦点の調節に重要な役割を果たしています。
眼の筋力のバランスが崩れると、視力に影響を及ぼすことがあります。
プリズム眼鏡は、眼の筋肉の負担を均等に分散させることで、視機能の全般的な改善を助けます。

特に、強い眼精疲労や物が二重に見えるといった問題に対して、プリズム眼鏡は高い効果を示します。
強い眼精疲労の症状は、視覚のストレスや疲労に起因することが多く、適切な視覚サポートが不可欠です。
プリズム眼鏡は、強い眼精疲労の症状を和らげることが期待できます。

また、眼精疲労だけでなく、首や肩のこり、慢性的な頭痛やめまいなどの身体的な不調にも効果があります。
これらの不調は視線ズレによって生じる問題と関連しており、適切な視覚補助によって軽減することが可能です。
プリズム眼鏡を使用することで、これらの症状の緩和が期待できます。

プリズム眼鏡の注意点

プリズム眼鏡は、視線ズレによって生じる問題を持つ人々にとって有益なツールですが、使用する際にはいくつかの重要な注意点があります。
プリズムが収差(色のにじみ)を引き起こすため、プリズム眼鏡に慣れる必要があります。
また、斜位があっても、自覚症状がなければプリズム眼鏡は不要です。
まずは屈折異常(近視、遠視、乱視、老眼)の矯正を優先し、その後でプリズム補正の必要性を検討してください。

斜位は変動しやすいため、良好な体調の日に複数回の視力測定をすることがおすすめです。
特に睡眠不足や長時間のデスクワーク後の測定は避けるべきです。
また、斜位の場合は、時間経過とともにプリズム眼鏡が合わなくなる可能性があるため、定期的に目の状態の確認が重要です。

プリズムレンズは通常のメガネレンズよりもレンズが厚くなる傾向があります。
プリズムレンズの厚みはレンズの度数、大きさ、プリズム量、製造するメーカー、レンズのグレードによって変化します。

プリズムレンズの効果によって、周りから見た時に、視線がズレて見えたり、視線が合っていないと思われる可能性があります。
これは眼の筋肉が楽な方向に向かうためで、眼精疲労を軽減する効果がありますが、見た目を気にする場合は注意する必要があります。

プリズムレンズは遠近感に影響を与えるため、慣れるまでは車の運転やスポーツなどの不慣れな環境での使用を避けることが推奨されます。

最後に、眼精疲労を感じる方や物が二重に見える方でも、必ずしも「プリズム」が必要とは限りません。
専門家に相談し、アドバイスを受けることが重要です。

プリズム眼鏡は適切に使用することで、視覚的快適性と機能性を向上させる強力なツールとなります。

プリズム眼鏡のデメリットとは?購入前に知っておきたい注意点・まとめ

プリズム眼鏡は視線ズレによって生じる問題を持つ人々にとって、有益なツールですがデメリットもあります。
しかし、両目で物が二重に見えている場合、プリズム眼鏡を使用することで両目で物を一つに見ることができる可能性があります。
また、プリズム眼鏡は視線ズレによって生じる問題がある場合、眼精疲労や身体的な不調といった問題を改善することが期待できるメガネです。
眼の状態は一人ひとり違うので、専門家に相談し適切なアドバイスを受けることでプリズム眼鏡を適切に使用することが重要です。

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Land&ruto店長 北上寿一

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メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士

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