
Land&rutoオリジナルコラム


北上 寿一
Land&ruto店長
中近両用メガネ購入後に「思っていたのと違った」と感じる方も少なくありません。デメリットや注意点、失敗しない選び方のポイントをご紹介します。


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中近両用メガネのデメリットとは
中近両用メガネは、室内でのデスクワークや手元作業において優れた視界を提供しますが、すべての場面で万能なわけではありません。
使用する環境や目的によっては、思わぬ不便さを感じることもあります。
中近両用メガネのメリットとデメリットを詳しく紹介し、自分のライフスタイルに適したメガネ選びのヒントをご紹介します。
中近両用メガネのデメリット

中近両用メガネにはいくつかのデメリットがあります。
最大の欠点は、遠くの物がぼやけて見えることです。
中近両用メガネは約4メートル以内の距離を中心に設計されているため、屋外活動や運転には適していません。
特に運転中、高速道路や複雑な交差点など遠くの状況を素早く把握する必要がある場面では、視界がぼやけて危険です。
映画館や劇場、スタジアムのように遠くの視界が重要な場所でも不便さを感じます。
中心部と周辺部で焦点が異なるため、視界が不安定になり、長時間の鑑賞にはストレスを感じることがあります。
遠くの文字を読む場合も、中近両用メガネは不便です。
掲示板や標識など遠くの細かな文字は、レンズの特定部分を意識的に使って見る必要があり、スムーズな視線移動が難しくなります。
さらに、中近両用メガネは累進多焦点レンズを使用しているため、視線の移動によって見える距離を調整します。
これには慣れが必要で、特に階段の昇り降りでは視界がぼやける場合があるため、安全のために手すりを利用することをおすすめします。
レンズ内の歪みから視界が安定せず、横を見る際には顔全体を動かして調整する必要があるため、これにも慣れるまで時間がかかります。
これらのデメリットを理解した上で、自分の生活スタイルや目的に合ったメガネを選ぶことが重要です。
以下の記事では中近両用メガネでの運転の危険性について詳しく紹介しています。


中近両用メガネのメリット

中近両用メガネの最大のメリットは、遠近両用メガネよりも手元の視野が広く、自然で快適に近くを見られることです。
遠近両用メガネでは加入度が強くなるほど、累進レンズ特有の揺れや歪みが目立ちますが、中近両用メガネはこの歪みが少ないため、より快適な見え方を実現します。
中近両用メガネは約4メートル先から手元までをクリアに見ることが可能で、室内ではメガネを掛け替える必要がなく、一日を通して便利に使えます。
特にデスクワークなど、手元作業の多い方には、広い視野と少ない歪みのおかげで集中力が高まり、生産性の向上にもつながります。
このように中近両用メガネは、視界の広さや快適さに優れ、現代のライフスタイルや室内での普段使いに最適な選択肢です。

中近両用メガネのデメリットの解消方法

中近両用メガネは便利なアイテムですが、使い方や場面を誤るとかえって不便を感じることがあります。
その特徴を理解し、状況に応じた適切な使い方をすることで、快適さを最大限に引き出せます。
ここでは、中近両用メガネの特性を活かすためのポイントや、複数のメガネを上手に使い分けるコツをご紹介します。
メガネの使用用途を明確にする

中近両用メガネを効果的に使うためには、使用用途をはっきりさせることが大切です。
中近両用メガネは室内向けに設計されており、手元から約4メートル先までを交互に見る場面に適しています。
ただし、遠くのものがはっきりと見えにくいというデメリットもあります。
この問題を解決するためには、使う場面を限定するとよいでしょう。
例えば、リビングでテレビとスマートフォンを交互に見る時や、会議室でモニターと手元の資料を交互に確認するようなシーンが最適です。
使う距離を特定の範囲に限定することで、見えにくさを最小限に抑えられます。
長時間近くのものだけを見る場合は、老眼鏡の方が目の負担が少なく快適に使用できます。
老眼鏡は近距離の視力補正に特化しているためです。
中近両用メガネは、特性を理解して適切な場面で使うことで、デメリットを抑えつつ、その利便性を最大限に活かすことができます。
複数のメガネを使い分ける

中近両用メガネには、「遠くがはっきり見えない」「手元を長時間見る作業には不向き」「価格が高め」といったデメリットがあります。
これらの問題を解決するためには、目的に応じて複数のメガネを使い分ける方法が効果的です。
まず、「遠くがはっきり見えない」問題については、遠近両用メガネを使用することで対応できます。
遠近両用メガネは遠くから近くまでクリアに見ることができるため、日常生活で遠方を見る際の不便さを解消します。
次に、「手元作業に不向き」な問題には、老眼鏡を使用するのがおすすめです。
老眼鏡なら手元を見る際に無理に視線を下げる必要がなく、長時間の読書や細かい作業を快適に行うことができます。
中近両用メガネの価格が気になる場合は、単焦点レンズを活用するとコストを抑えることができます。
遠く用のメガネと老眼鏡を用途別に使い分ければ、経済的な負担も軽減可能です。
このように、用途や状況に応じて複数のメガネを上手に使い分けることで、中近両用メガネのデメリットを効果的にカバーできます。
適切なメガネ選びで視力の問題を解決し、より快適な生活を送りましょう。

中近両用メガネで失敗しないために知りたいデメリット・まとめ
中近両用メガネは、手元から約4メートル先までをはっきりと見ることができ、特に室内での生活に役立つ便利なメガネです。
しかし、使用する前にメリットとデメリットをよく理解しておくことが重要です。
まず、中近両用メガネは中距離~近距離用に設計されているため、遠くの景色を見る際には不便を感じることがあります。
そのため、屋外や遠くを見ることが多い場面では、遠くを見ることに特化した遠近両用メガネや単焦点メガネを選ぶ方が適しています。
次に、長時間の手元作業や細かい作業には、老眼鏡のほうが快適な場合があります。
中近両用メガネは幅広い距離をカバーしていますが、手元のみに特化した老眼鏡と比較すると、手元を見る際の快適さがやや劣ることがあります。
読書や手芸など長時間の細かい作業をする場合は、老眼鏡の使用を検討しましょう。
このように、中近両用メガネは便利な反面、用途によっては他のメガネの方が適していることもあります。
メリットとデメリットをしっかり把握し、自分のライフスタイルや視力のニーズに合わせて最適なメガネを選ぶことで、快適な視生活を送ることができます。
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遠近両用メガネは遠くから手元までがはっきりと見えるメガネです。

中近両用メガネは4m程先から手元までをはっきりと見えるメガネです。

近々両用メガネは1m程先から手元までがはっきりと見えるメガネです。

老眼鏡は手元の視野が広く、長時間手元を見る場合に最適です。
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Land&ruto店長 北上寿一
石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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