
Land&rutoオリジナルコラム


北上 寿一
Land&ruto店長
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メガネのフィッティングは自分でできる?
自分でフィッティングするのが難しい理由
メガネのかけ心地が悪いと、自分でフィッティングできたら便利だと考えることもあるでしょう。
特に、忙しくて眼鏡店に行く時間が取れないときは、自宅で調整できたらいいなと思うかもしれません。
しかし実際には、自分でメガネをフィッティングするのは簡単ではありません。
この記事では、自分でフィッティングするのが難しい理由を詳しく解説します。
メガネのフィッティングは自分でできる?
メガネのフィッティングの目的は、「かけ心地」と「見え心地」の両方を快適にすることです。
しかし、多くの人はメガネの違和感を自分で解決しようと試みますが、自力でかけ心地を改善できても、見え心地まで同時に調整することは難しいものです。
自己流の調整によってメガネを破損してしまうケースも少なくありません。
自分で行えるメガネのメンテナンスのひとつに、「ネジの締め直し」があります。
市販の精密ドライバーを使い、適度な力加減でネジを締めることができますが、作業中にレンズを傷つけないよう布で保護するなど、慎重な取り扱いが必要です。
ドライバーの滑りや力の入れすぎにも注意が必要です。
安全で確実に調整を行うためには、メガネ店に任せるのが最もおすすめです。
もし緊急の場合は、メガネ拭きなどでフレームを保護しながら慎重に作業を行ってください。
一方、ドライヤーや熱湯を使ってフレームを調整するのは避けましょう。
熱を使った調整はフレームを変形させたり、破損させたりするリスクが高いためです。
フレームのバランス調整や破損したパーツの修理など、より専門的な技術が必要な作業は、必ずメガネ店に依頼することを推奨します。
メガネのフィッティングは単にかけ心地を改善するだけでなく、見え方にも大きく影響します。
適切な調整を行うことで、長時間快適にメガネを使用できるようになります。
自己流の無理な調整によるトラブルを防ぐためにも、自分で対応できる範囲を理解し、それ以外の調整や修理は経験豊富なメガネ店のスタッフに任せましょう。
専門的なサポートを受けることで、メガネを最適な状態で長く使用することができます。
メガネをフィッティングする前に知っておきたいこと
メガネのフィッティングでは、フレームの種類と調整方法を知っておくことが重要です。
フレームは主に「セルフレーム」と「メタルフレーム」の2種類があり、それぞれに最適な調整方法があります。
セルフレームはプラスチック製で、熱を加えることで柔らかくなり、顔や耳の形に合わせて調整できます。
通常、約130度のヒーターで適度に温めて曲げますが、熱しすぎるとフレームが変形したり跡がついたりするため、温度と時間管理には注意が必要です。
メタルフレームは専用の工具を使って、ブリッジ(鼻部分)、テンプル(つる部分)、クリングス(鼻パッド部分)などを調整します。
金属フレームは力を加えることで自由に調整できますが、曲げすぎると金属疲労で壊れるリスクがあります。
こうしたフィッティング作業には専門的な技術が求められ、眼鏡店のスタッフも日頃から練習を重ねています。
一般的な眼鏡店では、歪みの修正や快適なかけ心地を実現するために特別な道具を使ってフィッティングを行っています。
日常的な簡単な調整は、自宅でも専用のグッズや工具を用いて行うことが可能です。
例えば、メガネが緩んだ時は精密ドライバーでネジを締め直すだけでフィット感を取り戻せます。
さらに、便利なフィッティンググッズとして、「セルシール」や「メガロック」などがあります。
「セルシール」はセルフレームの鼻部分に貼り付けることでズレ防止になり、まつ毛や頬がレンズに当たる不快感も防げます。
「メガロック」はシリコン製で耳にフィットしやすく、激しい運動でもズレにくく、耳の痛みも軽減します。また、メガネの色に合わせて選ぶことも可能です。
このように、フレームごとの特徴や調整方法を理解し、適切なグッズを使うことで快適なメガネのかけ心地を実現できます。
自分でフィッティングしてメガネのかけ心地を良くするためには
メガネがフィットしているかチェックするポイント
メガネが自分にしっかりとフィットしているかどうかは、快適なかけ心地に直結します。
以下のチェックポイントを参考に、あなたのメガネが合っているかを確認してみましょう。
① 耳や鼻のフィット感を確認する
メガネをかけた時、耳や鼻に痛みや圧迫感を感じないかをチェックします。
フレームが耳に強く当たったり、鼻に不快な圧迫があると、長時間の装用が辛くなります。
② メガネの位置を鏡で確認する
鏡を見て、メガネが顔の中心にまっすぐ位置しているか、傾いていないかを確認します。
レンズが目の中心に正しく合っているかも大切です。目の位置に対してレンズが上や下にずれすぎていないことを確かめましょう。
③ メガネの安定性をチェックする
頭を左右に動かしたり、大きくうなずいたりした際に、メガネが簡単にズレないかを確認します。
ズレが大きい場合は日常生活で不便を感じやすくなります。
④ フィッティングの問題点を見つける
違和感やズレを感じる場合、原因はテンプル(つる)の幅やレンズと目の距離(頂点間距離)、メガネの角度、鼻パッド、耳にかける部分のフィット具合などにあることが多いです。
これらの要素が適切でないと、快適さや見え方に悪影響を与えます。
以上のポイントを参考にメガネのフィット状態を確認し、問題がある場合は専門家に相談して調整を行いましょう。
メガネのフィッティングの手順
メガネのフィッティングは専門的な技術が求められ、かけ心地と見え心地の両方を最適にすることは眼鏡店のスタッフでも難しいものです。
しかし、伊達メガネや度なしのサングラスなど、かけ心地のみを簡単に調整する程度であれば自分で行える場合もあります。
ここでは基本的なメガネのフィッティング手順を紹介します。
①フレーム(テンプル)の幅を整える
まず、テンプルがこめかみに軽く触れる程度になるようフレーム幅を調整します。
メタルフレームは「智」の部分、セルフレームは「ヨロイ」の部分で幅の調整が可能です。
フレームが左右で高さが違う場合は、一方を上げ、もう一方を下げるように調整します。
目とレンズの距離も左右均等になるように整えましょう。
②レンズと目の角度を整える
フレームの幅を整えたら、次に目とレンズの距離(頂点間距離)やフレームの前傾角を調整します。
頂点間距離が適切になるようバランスを取り、前傾角を5°〜10°に設定して見え方を最適化します。
正面からのメガネの高さと角度もここで調整します。
③鼻パッドを整える
鼻パッドは左右の傾きや肌との隙間を確認し、必要があれば調整または交換します。
フレーム一体型で調整が難しい場合は、調整可能な鼻パッドを備えたフレームの選択が大切です。
④テンプル(つる)を整える
テンプルを顔の形に合わせて調整します。
横から見て適切な角度に整え、湾曲がある場合は修正します。
テンプルの先端(モダン)の角度を耳にフィットするよう整えましょう。
⑤最終チェック
メガネをかけて最終的なフィッティングを確認します。
正面から見たバランス、鼻パッドの位置、目とレンズの距離をチェックします。
横から見て、前傾角やテンプルの位置、耳周りのフィット感を再確認します。
痛みや違和感がないか、テンプルがスムーズに折りたためるかもチェックしてください。
以上の手順を丁寧に行うことで、メガネの快適な使用感が得られます。
ただし、メガネのフィッティングは高度な技術であり、経験を積んだプロであっても習得に時間がかかります。
自身で行う際にはフレームを破損する恐れもありますので、十分注意して作業してください。
メガネのフィッティングは自分でできる?自分でフィッティングするのが難しい理由・まとめ
メガネのフィッティングは、かけ心地と見え心地を良くすることを目指しますが、自分で行うと破損のリスクがあり、特に見え心地を良くするのは難しいです。
ネジの締め直しは自分で可能ですが、誤った取り扱いは避けるべきで、安全かつ確実な調整のためにはメガネ店を利用することがおすすめです。
熱を使ったフレームのフィッティングや専門的な知識を要する修理は、専門のメガネ店に任せるべきです。
自分で行えるメンテナンスは限られており、難しい場合や適切なフィッティングを求める場合は、経験豊富なスタッフがいるメガネ店に依頼することがおすすめです。
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眼鏡洗浄は水と中性洗剤で。専用クリーナーや超音波洗浄器も有効。レンズ傷つけず、柔らかい布で拭くことが重要。毎日のケアでクリアな視界を。

メガネのネジが緩んだ際は、精密ドライバーで自己修理か眼鏡店で専門メンテを。適切なドライバー選択と慎重作業が必要。ネジ紛失時は店で修理を。

メガネのフィッティングは顔形状に合わせ快適性と視界のクリアさを追求。フレームのフィット、レンズ性能、傾き調整がキーで、日常の質向上に不可欠。

メガネの調整は視覚と装着感を向上させる重要な手段です。専門店での定期調整を推奨し、自分での調整は基本的なメンテナンスに留めるべきです。

視力検査は視力把握・症状予防・健康診断に必須。メガネ店は無料で専門的、眼科では費用発生も総合診断可能。メガネ・処方箋持参推奨。

メガネのかけ心地が悪い時、フィッティングで改善可能。しかし、見え心地の改善は購入店でのフィッティングが必須。外出先での応急処置後、購入店で適切に調整を。
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Land&ruto店長 北上寿一
石川県金沢市の完全予約制の眼鏡店 Land&rutoでメガネを販売しています。
メガネ専門店、大手チェーン店、コンタクトレンズ販売店を経て2005年開業。時代の流れに合わせて変化するメガネのニーズに対応するため日々努力しています。眼鏡作製技能検定 1級眼鏡作製技能士
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