Land&rutoでは、他店で購入したメガネフレームに対しての対応を限定しています。
- Land&rutoでメガネ一式をご購入いただいたことのあるお客様であること
- または、ご紹介者様からの紹介のお客様
- 他店で購入されたフレームにレンズを入れる場合は、新品のフレームであること
以下は、他店で購入したメガネフレームに対しての対応を限定している理由です。
メガネの仕入れのルールについて
他店で購入したメガネへの対応についてお話しする前に、メガネフレームの仕入れ方法や仕組みについて簡単に説明します。
メガネを購入するとき、多くの人が気になるのはお店で取り扱っているブランドの種類ではないでしょうか。
中には、人気ブランドなのに取り扱い店舗が少ないと感じた経験があるかもしれません。
その理由のひとつに、メガネフレームの仕入れに関する特殊なルールがあります。
その代表的なものが「テリトリー制度」です。
テリトリー制度とは、ブランド側が地域や人口比率を考慮して、一定のエリアごとに取り扱い店舗数を制限する仕組みです。
例えば、ある地域で既に取扱店がある場合、新しくそのブランドを仕入れることは非常に難しくなります。
ただし、既存の取扱店から許可が出れば、例外的に取り扱えることもあります。
この制度はメガネフレームだけでなく、レンズにも適用される場合があります。
さらに、ブランドによっては「審査制度」や「販売ノルマ」が設けられていることがあります。
審査制度とは、店舗がそのブランド商品を取り扱う資格があるかどうかをブランド側が判断する仕組みです。
販売ノルマとは、「月間または年間に一定数以上の商品を仕入れる」というルールで、これを達成できないと契約が終了し、修理用の部品なども供給されなくなってしまいます。
「セット売り」という制度も存在します。
これは、特定の商品を仕入れる場合に、最低でも一定数量(例えば1ダースや2ダース)以上をまとめて仕入れなければならないというものです。
たとえ1本だけ欲しい場合でも、一定数量の仕入れが条件となるため、小規模なお店ではなかなか取り扱えないケースが多くあります。
こうした複数のルールがあるため、人気のブランドでも取り扱い店舗が限られてしまったり、希望する商品を取り寄せることが難しい場合があります。
持ち込みフレームのレンズ交換
加工・フィッティング調整が可能なメガネフレームであれば、持ち込みフレームでのレンズ交換に対応しております。
ただし、レンズ交換作業中にフレームが破損してしまった場合の保証は致しかねます。
ここでいう「加工可能なフレーム」とは、特殊な器具を使わずに一般的な方法でレンズを組み込むことができるフレームのことです。
「フィッティング調整可能なフレーム」は素材によって異なります。
なお、メガネフレームは経年劣化によって、目に見えない小さな亀裂が入っている場合があり、加工中に破損する恐れがあります。
実際にフレームを確認しないと加工の可否は判断できないため、持ち込みフレームのレンズ交換は、Land&rutoでメガネ一式をご購入いただいたことのあるお客様に限らせていただいております。
他店で購入したメガネフレームのフィッティング
メガネフレームのフィッティングについてご案内いたします。
フィッティングが可能なのは、基本的に調整可能な素材のメガネフレームです。
素材が不明なフレームは破損の恐れがあるため、調整をお受けできません。
購入から10年以上経過したフレームは、経年劣化による破損リスクがあります。
プラスチックフレームは割れやヒビ、リムの変形、メタルフレームはロウ付けの剥がれやリム切れ、フレーム自体の折損が生じる場合があります。
使用状況によっては10年未満でも劣化が進み、破損しやすくなっていることもあります。
なお、高級な18金フレームでも折れる可能性があります。
プラスチックフレームは調整時に温めるため、目に見えない微細なヒビや亀裂がある場合、調整時に破損することがあります。
そのため、調整によってフレームが破損する可能性があることを事前にご説明し、ご承諾いただいたうえでフィッティングを行っております。
他店で購入されたメガネフレームのフィッティングは、過去に当店でメガネ一式をご購入いただいたお客様に限り対応させていただいております。
フィッティングを購入した店舗でしたほうが良い理由
メガネのフィッティングは、見え方に大きく影響します。
特にインディビジュアルレンズの場合、「前傾角・そり角・角膜頂点間距離」というデータを基にレンズが設計されています。
このデータは購入した店舗でしか確認できないため、正確なフィッティングを行うには購入店舗での調整が望ましいです。
購入した店舗でなければ、レンズの型番やフレームの素材を特定できない場合があります。
他の店舗でフィッティング中にメガネが破損した場合、保証の対象外になることもありますし、修理に必要なパーツを取り寄せることが困難になる可能性もあります。
安心してアフターサービスを受けるためにも、購入時の保証がついた店舗でフィッティングや修理を依頼することをおすすめします。
他店で購入したメガネフレームの修理
Land&rutoでは、通常、福井にある修理専門工場へ修理を依頼しています。
取引のあるメーカーの商品であれば、そのメーカーでの修理も可能です。
鼻パッドやネジ、ワッシャーなどの消耗品交換については、店舗で対応できる場合もありますが、店舗で対応できない場合は修理に日数を要します。
修理箇所によっては対応が難しいケースもございます。
なお、他店でご購入のメガネフレーム修理につきましては、Land&rutoでメガネ一式をご購入いただいたことがあるお客様のみ承っております。
レンズの修理
レンズの修理は基本的にできません。
レンズに傷がついたり、表面のコーティング膜が剥がれてしまった場合、その見た目以上にレンズ自体がダメージを受けていることがあります。
修理のために強い薬品でコーティングを無理に剥がしたり、高精度な研磨加工を施したりすると、レンズ表面が荒れてしまい、かえって状態が悪化する恐れがあります。
プラスチックレンズは、一度ダメージを受けると修理や再生が困難な製品であることをご理解いただき、大切に優しく取り扱っていただきますようお願いいたします。
今まで使っていたレンズを他のフレームへ入れ替える
Land&rutoでは、現在お使いのレンズを別のフレームへ入れ替えることは基本的におすすめしていません。
例えば、大きいフレームから小さいフレームへレンズを入れ替える場合、「レンズを削ればフレームに収まるだろう」と考える方も多く、そのお気持ちはよくわかります。
しかし実際には、レンズを別のフレームに入れ替えると、レンズの光学中心(フィッティングポイント)と瞳孔の中心がずれてしまい、見え方が著しく悪化することがほとんどです。
レンズ自体が経年劣化している場合、加工時に表面コーティングが剥がれたり、レンズそのものが割れたりするトラブルもあります。
加工機にセットしただけでヒビが入るケースや、プラスチックフレームの場合はレンズを外すためにヒーターで温めるとクラックが生じる場合もあります。
そのため、Land&rutoでは、今お使いのレンズの入れ替えは、同一型のフレームに交換する場合に限り承っています。